西船ボウルでもボウリングボールのオイル抜きを行っておりますが、必要性って分かりずらいですよね。
ではなぜ?オイル抜きをお店はススメてくるのでしょうか?
それは、投げたボールが機械に詰まって戻って来ないトラブルを避ける為なんです。
なぜ、オイル抜きをしていないボールを使うとボールが機械に詰まってしまうのでしょうか?
答えば簡単で、ボールを投げるたびにレーンに塗ってあるコンディショナーオイルがボールに付着して、どんどん蓄積されていくからです。
そしてボール内部へオイルを吸い込んでしまう為に、油まみれのベトベトボールに変身します。
オイル抜きをしていないボウリングボールが悪さをする
お友達と一緒にボウリングを楽しんでいて、誰かのボールだけいつも返ってこない!
いつもボールが返ってこないトラブルに見舞われる!
そんな経験ありませんか?
油まみれのベトベトボール君は、こんなイタズラをしてくれるんです。
- ボウリングのピンにまで自分の油を付着させピンもヌルヌルに変身させます
- 機械内でボールをベルトで持ち上げさせないようにベルトもヌルヌルに変身させます
- 機械から勢いをつけてモーターでボールを返却するリフトもヌルヌルに変身させます
- 最後にタオルや手もボールに触れる部分は全てヌルヌルにしてくれます。
これを繰り返せば、ヌルヌルパワーで同じレーンで投球している人のボールもヌルヌルに変身!
ボールが返ってこないという事は、ボールがベルトやリストの部分でヌルヌルパワーに負けて、滑って空転している為に詰まって返って来ないんです。
ベルトやリフトはゴム製品なので油まみれになってしまったベルトは交換が必要になってしまい、寿命になる前に交換となると経費が余計にかかってしまうデメリットがあるんです。
オイル抜きでストライクが増える!?
オイル抜きをしていないボウリングボールを使い続けるよりも、定期的にオイル抜きをしたボウリングボールを使う方がストライクが増えるって聞いたことありませんか?
答えは、YES!です。
が、誰か科学的に実証したかどうか分かりません。
ただ、繰り返しになりますがレーンに塗ってあるコンディショナーオイルを吸っていないボールは、レーンの奥側のドライゾーン(オイルを塗っていない部分)になるとレーンとの摩擦により、ボールの回転に応じて曲がり始めます。
当然、摩擦力があるのでボールに勢い(キレ)があるので、ピンに当たる威力もありますので、ピンがよく弾き飛び、倒れる確率が高くなります。
これに対し、オイル吸ってしまっているボールはドライゾーンになっても、ヌルヌルパワーに侵されたているので、摩擦力が発揮されないので、威力が落ちますのでピンに当たり負けをしてしまいます。
その為にピンを倒す確率が低くなるので、一般的にストライクの数が増えると言われています。
ボールのお手入れ!オイル抜き
ここまでいろいろ書いてきましたが、オイル抜きというボールのお手入れをすることによって、2つのメリットを理解してもらえたと思います。
- マシントラブルの防止と経費維持(お店のメリット)
- 手入れが届いたボールでスコアアップ(個人のメリット)
では、このボールのお手入れ「オイル抜き」は、どれくらいの頻度で行えばよいのでしょうか?
ボウリングボールのオイル抜きの頻度は?
「オイル抜きは何ゲーム投げたらやった方が良いのですか?」という質問がありますが、「何ゲーム投げてますか?」と聞き返すと、自分自身が何ゲーム投げているか把握している方は少ないと思います。
経験上、何ゲーム投げているかを把握している人は、定期的にボールのお手入れでもあるオイル抜きを行っていらっしゃいます。
意外とざっくりとした案内なのですが、1日3ゲーム~5ゲームぐらいが西船ボウルでは多いので、計算すると72ゲーム~180ゲームぐらいとなります。
あくまでも目安なので、季節ごとにオイル抜きの頻度を変えたり、ボールの材質や表面の囲う具合によって変える方もいるそうですが、その辺のこだわりはここでは特に触れません。
オイル抜き料金について
当然ながらボウリング場によって異なりますが、一般的に1回2,000円前後が多いと思われます。
西船ボウルでは、2つのプランをご用意しておりますので、お好みのオイル抜きプランを選んで下さい。
通常オイル抜きプラン
【料金】 1回 1,100円(税込)
最適な温度調整ができる機器による熱処理を行い、ボール内部に染み込んでしまったオイルを取り除きます。
作業時間は約20分です。
※作業終了後は熱処理を行った為にボールが熱を持っていますので、すぐには投球できません。
加工付オイル抜きプラン
【料金】 1回 2,200円(税込)
通常オイル抜きを行うとボール固有の品質により、ボール内部に混入している可塑剤もオイルと一緒に抜き出てしまう場合があります。
可塑剤が抜け出すとボール本来の性能を失う事があるので、特殊な液体を使用して通常のオイル抜き作業の後に加工処理を行います。
作業時間は約30分です。
※可塑剤加工はボールにより効果に違いが出る場合があります。
オイル抜きでのトラブル
お預かりする時にひび割れがあるボールは、オイル抜きを行っておりません。
また、オイル抜きに伴う下記事故等、保証・返金は行いません。
ボウリングのボールは当然ながら個々に材質や使用回数(ゲーム数)が異なるので、オイル抜きを行っていて、何年かに1回ぐらい起こる事象です。
- 熱による変色
- ひび割れ
- 効果が感じられない
変色に関しては、色が抜けて薄くなったり、部分的に白っぽくなったボールがあります。
表面から分からないボールの製造過程で内部に巣があった場合のボール(割れてから分かる)
オイル抜きの効果については個々の感覚の為。
上記は通常作業では発生しませんが、まれに発生したことのある事象です。